高校同窓会の皆さまと共に ―いつまでも残るもの「校歌編」

 高校同窓会の皆様には、日頃から母校のために多大なるご支援を賜り、感謝申し上げます。

 コロナ禍の中で過ごした二年間、できなくなったことで最も残念に思うことの一つが、以前のように校歌を歌えなくなったということです。バークレー学長が、大学入学式の告辞の中で毎年「校歌を覚えてもらうまで卒業させません」と冗談半分(?)に仰っていることを思い出します。皆さんは西南学院の校歌を勿論覚えていらっしゃいますよね。同窓会総会のフィナーレで必ず歌います。もし、覚えていらっしゃらなければ、卒業を取り消しにしますよ。笑)

 西南学院校歌の歴史を辿ってみると1921年、当時の院長Ⅽ・K・ドージャー氏が第1回旧制中学校卒業式に校歌を歌わせたいという願いから生まれたものだと記録されています。作詞をされた方は、後の第4代西南学院長の水町義夫氏でした。この西南学院校歌誕生について、「西南学院七十年史」に次のような水町先生の言葉が掲載されています。

 「・・・その頃、私は、新約聖書の『ヨハネの第一の手紙』を読みふけっていましたので、同書からいろいろとヒントを得、また、学院の位置・環境等を頭の中に描きながら筆をすすめました。・・・『海の青』も『松の緑』も、若々しい『青春の色』であり、『希望の輝き』であり、伸び行く『若き西南』の将来を祝福しているというのです。『子等が仰ぐ』という『子等』は、『ヨハネの第一の手紙』の『わたしたちの子たちよ』から取ったことばです。『光明』も『生命』も、『望』も『愛』も、ヨハネのことばであります。『永遠の西南』は、『永遠の生命を汝等に告ぐ』から来たものです。・・・」

 このような格調高く素晴らしい校歌を誇りに思います。いつまでも残るものとして卒業生の心に刻みつけられることでしょう。

 今年の高校同窓会でこの校歌を皆さんと一緒に歌えることを願い、楽しみにしています。

西南学院中学校・高等学校 校長  早川 寛

 

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